ヒトの寿命は最大何歳くらい?

 動物を含め人間の身体の最小構成単位は「細胞」。
 これが機能しなくなると細胞で構成される組織や器官の機能が失われる。

 生きるためにはエネルギーが必要となる。
 エネルギーを得るには呼吸を行う。呼吸とは食事によって摂った有機物を
 分解し、その時に生じるエネルギーを得る働きのこと。
 呼吸には酸素を使わない呼吸(嫌気呼吸)と酸素を使う呼吸(好気呼吸)があり、
 好気呼吸の方が19倍もエネルギー効率が良いため、主に好気呼吸を行う。

 酸素や吸収した栄養分を各細胞に送るのは、心臓の働きである。
 なので、心臓が停止すると栄養分、つまり有機物が得られず、呼吸ができなくなる。
 生きるためのエネルギーがストップしてしまう。生死には心臓のパワーが関係する。

 25歳のヒトは1分間の心臓拍動で約4Lの血液が送り出される。
 しかし、125歳くらいになるとその量は約1.5Lにまで下がってしまう。
 この数値は一般に心不全と診断される量である。
 同様に動脈血酸素(酸素をどれだけ取り込んだかを数値にしたもの)は25歳のヒトに
 比べて125歳のヒトは半分にまでに落ち込んでしまう。

 また、身体の細胞は、体細胞分裂を繰り返して増えたり新しくなったりするが、
 脳細胞は体細胞分裂を全く行わない。約150億ある脳細胞は1日10万個ずつ
 失われていき、130歳くらいになると、その数は2/3にまで減ってしまう。
 この数では正常な機能を果たすことはできなくなり、脳の機能は失われてしまう。
 脳の機能不全は身体の調節機能が失われることなので、生きることはできなくなる。

 このことから、どんなに頑張っても130歳くらいが限界だと推測される。